鼻にシリコンプロテーゼを入れるだけが鼻形成術ではありません。鼻の手術を受ける方の希望は多種多様です。一人一人に合わせた、その方にふさわしいオーダーメイドの鼻形成術が大切です。鼻は、1.鼻背(びはい、鼻筋、はなすじ)、2.鼻尖(びせん、鼻先、ティップ)、3.鼻柱(びちゅう、鼻橋)、4.鼻翼(びよく、小鼻)、の4つのパートに分けて手術計画をします。 ![]() ![]() (1)鼻背 眉頭から鼻先までを結ぶエステティックラインを整える手術を行ないます。鼻筋を高くするためには、シリコンプロテーゼ、ゴアテックスシート、あるいは自家軟骨を使用した隆鼻術を行ないます。逆に、鼻骨を削ったり、軟骨切除をする整鼻術があります。鼻筋を細くするには、外側骨切り術を行ないます。また鼻が曲がっている斜鼻を治す矯正術があります。 (2)鼻尖 団子鼻や垂れた鼻先を矯正するための鼻尖縮小術があります。埋没法(皮膚を切らずに糸で縫うだけ)による方法もありますが、多くは切開法で行います。鼻翼軟骨の一部を除去するだけでは十分に改善しませんので、鼻先の余分な軟部結合組織を切除し、正中で鼻翼軟骨を縫合する必要があります。さらに鼻柱軟骨移植を行ないます。また鼻尖は三脚理論で考えられています。三脚のそれぞれの脚を縫合法で長くしたり短くしたりして鼻尖を上下、前後に回転させるのです。微妙なテクニックが要求されます。 (3)鼻柱 鼻を横から見た時に鼻柱が鼻の穴に覆われるように引っ込んでいたり(鼻柱後退)、逆に垂れ下がるように出すぎている状態(鼻柱下垂)を矯正する手術を行ないます。鼻柱後退を改善させるのに鼻柱軟骨移植を行ないます。鼻柱下垂を改善させるのに鼻中隔軟骨切除や鼻翼軟骨内側脚と鼻中隔軟骨との縫合法を行ないます。 (4)鼻翼 鼻翼縮小術には、鼻翼の横への張り出しを治す鼻翼外側縮小術、鼻の穴の大きさを小さくする鼻翼内側縮小術、鼻翼の左右幅を小さくする鼻翼間縮小術があります。 |
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